とものポケモン日記

時々ポケモンの事について投稿してますよかったらどうぞ

とも式対話否定グラゼルネ

どうも、ともです〜

今回は4月に行われたネット予選を21位で通過し、6月8日に行われたポケモンジャパンチャンピオンシップス2019に出場してきたのでその時使用した構築記事になります。

この構築は自分のなかで今年一番の完成度だと自信を持っていえる構築です。ぜひ何かしらの参考になれば幸いです。

では早速紹介の方に参りましょう〜

 

使用構築

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構築経緯

サンルール、ムーンルールと成績が振るわず、なかなか結果が残せていなかったのでウルトラルールは今まで以上に力を入れて取り組もうと考え、まず最初にVGC2016で私が愛用していた ディアオーガに着手しました。f:id:pokemontomohi:20190615212117p:plainf:id:pokemontomohi:20190615212140p:plain

16ルールではtop tiarではないもののそこそこ広範囲に戦うことができていたディアオーガですが、VGC2019というルールでは16ルールより猫騙しととんぼ返りを覚えるポケモンが増え、ただでさえ簡単にトリックルームが枯らされてしまう点に加え使用ランキング1位のガオガエントリックルーム下でカイオーガの上から行動してしまうため、バークアウトを覚えている場合処理に最低でも2ターンかかってしまうことや、本来得意であったオーガレックにもトゲデマル猫騙しや怒りの前歯により無理やりHPを削られて負ける試合が目立ったのでこの環境には向いていないと考えました。

その後しばらくオーガレック、レックゼルネ等の有名な構築を模索していく中で「そういえば16ルールでbigBっていたな」と思い出し、それに近いものが今作でも作れるのではないかと考え着手し始めました。

まず、グラードンとゼルネアスとガオガエンの伝説枠を確定としS操作役としてドータクンを採用、メガ進化枠に相手のグラードンに有利に立ち回れ、上方向へのS操作のできるボーマンダ、カプ枠としてフィールドで重力催眠などの一定数いる脳死で勝てる構築に強く豊富なサポート技を持つカプ・レヒレとここまですんなりとポケモンが決まりました。

その後一緒に考察していたmizukiやサークルメンバーの構築に着想を受けながらいかにして楽に勝つかを追求した結果今回の構築の形に落ち着きました。

一緒にこの構築を考察し、本番前最後の最後まで練習に付き合ってくれたmizukiに改めて感謝の言葉を送りたいと思います

 

 

個別紹介

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グラードン

性格: ゆうかん

持ち物:紅色の玉

実数値:207(252)-247(196)-180-×-118(60)-85

(最遅個体)

特性:ひでり→おわりのだいち

技構成:守る、じだんだ、炎のパンチ、断崖の鎩

この構築のエースその1

トリル下で重力の恩恵を受けながら断崖を通していくのが主な仕事です。自分は序盤にゼルネアスを通す動きより終盤に疲弊した相手に対してゼルネアスを通す動きの方が強いと考えているため、序盤にこのポケモンがいかに相手を削れるかが試合結果に直結すると言えます。また、数は少ないですがゼルネアスに対するメタの張り方が尋常じゃない構築にはゼルネアスを選出せずにこのポケモンを全力でサポートすることで勝ちを狙うパターンもありました。後述するカプ・レヒレの説明でも触れますがカプ・レヒレの威張るを受けることで攻撃力を高め、ほぼ全てのポケモンを1撃で倒すことができるため、何だかんだでゼルネアスを通す前にこのポケモンが決め切ってしまうことも多かった気がします。

技構成に関しては、パーティのエースであり、大切に扱わなければいけない場面が多いため、縛り関係を解除できる「守る」 相手全体に高威力を押し付けられる「断崖の鎩」 タイプ一致の炎物理技から「炎のパンチ」 最後に、単体地面技が欲しかったので「じだんだ」としました。

じだんだの枠は初めは攻撃の能力ダウンを気にせずに打てる大地の力を採用していましたが、特定の条件下ではじだんだの方が有効に働く場面があったため、じだんだに変更しました。

具体的に例を挙げると、終盤に相手のガエンゼルネと対面した際にグラードンを動かすことで猫が隣に打たれた場合はグラードンが、猫がグラードン方向に飛んできた場合次のターンに高火力のじだんだを打つことで確実にガオガエンに行動回数を稼がせないことができる点が強く、また、トリックルーム中でも相手の猫騙しを多少怖がらずにグラードンを動かすことができるようになります。

 

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ゼルネアス

性格: ひかえめ

持ち物:パワフルハーブ

実数値:233(252)-×-132(132)-176(68)-124(44)-121(12)

特性:フェアリーオーラ

技構成:守る、ジオコントロールマジカルシャインムーンフォース

 

この構築のエースその2

ジオコントロールして上から殴っていくのが仕事。サンルール、ムーンルールに比べて、より種族値の暴力的要素が強くなったウルトラルールにおいて、このポケモンの相方のパワーが相対的にアップしたため、サンルール、ムーンルールでの対策ポケモンがうまく働かない場面も多くあり個人的にはかなり強化されたという印象を受けました。正直このポケモンについて多く語ることはないですがあえて語るとすればジオコン積まなくても強いってことです。自分は無理やり積むジオコンは弱いと考えており(ちょっと考えれば当たり前)、その中でジオコントロールを安定して積めるための手段として今回はトリックルームを使用しました。トリル最終ターンに前述したグラードンと並べることで相手にグラードンの攻撃を防がねばならない状況とゼルネアスのジオコンを止めないといけないターンを重ねることで安全にジオコントロールを押すことができるのでそれを意識して立ち回りました。努力値配分については構築のコンセプトから相手のゼルネアスと正面から殴り合うつもりなど到底ないので同速を捨てた12振り(元々は4振りだったがジオコン後に臆病スカーフテテフに抜かれることが発覚し、修正した)

まあ殴り合ったとしてもこちらのこちらのムンフォで臆病4振りゼルネを確定2発、臆病252振りゼルネのムンフォをかなり分のいい乱数2発なので殴り勝てるようにはしました。

技構成に関してはまじで語ることないです。このポケモンを使う上でこの技構成以外で使うということはないと言っても過言ではないでしょう。

 

 

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ガオガエン

性格: しんちょう

持ち物:ガオガエンZ

実数値:201(236)-135-110-×-154(236)-84(28)

特性:威嚇

技構成:猫騙し、吠える、とんぼ返り、DDラリアット

 

「「「万能ポケモン」」」

ウルトラルール採用率1位ポケモンなので何の考えもなく採用!というわけでもなく、この構築においてシステムポケモンであるドータクンが弱いルナアーラに強く出れる点、猫騙しでゼルネアスがジオコントロールを押すターンを無理やり捻出することができる点、とんぼ返りでトリックルームアタッカーを安全に着地させることができる点などを評価して採用しました。

技は「猫騙し」、「とんぼ返り」はすんなり決まり、相手のジオコン等の対策になる「吠える」、構築単位で厳しい相手のドータクンルナアーラを処理できる「DDラリアット」とし、持ち物はそのDDラリアットを一度限り高火力で打つことができるガオガエンZとしました。

フレアドライブを採用していない理由は吠えるを入れたことによりスペースがなかったこともありますが、このポケモンフレアドライブを打ちたい相手はグラードンで対処できてしまいこのポケモンで殴る必要がないと考えたからです。

GSでも最強のサイクルポケモンですが自分はかなり刺さっていると判断した時以外は選出しない見せポケの要素が高かったような気がします。

 

 

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ボーマンダ

性格: せっかち

持ち物:ボーマンダナイト

実数値:170-171(44)-135-167(212)-110-189(252)

特性:威嚇→スカイスキン

技構成:吠える、追い風、捨て身タックル、ハイパーボイス

 

メガ進化枠

この構築で重い地面の一環を切る役割であり、主に相手のグラードンが初手に来ないように威嚇するのが仕事です。

技は初手のジオコンゼルネを咎める「吠える」、S操作として「追い風」、あとは攻撃技としてスキンの補正をうける範囲技の「ハイパーボイス」と単体技の「すてみタックル」を採用しました。

こいつもガオガエンと同じく見せポケという要素が強かったです。ただ、選出した試合はほぼ全て完璧に仕事をこなしてくれたことは確かです。選出回数自体はこの構築でダントツの最下位ですが、事実上この構築における影の立役者と言える存在だと思ってます。

 

 

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ドータクン

性格: のんき

持ち物:メンタルハーブ

実数値:174(252)-109-165(108)-×-155(148)-34

最遅個体

特性:たいねつ

技構成:トリックルーム、重力、催眠術(サイドチェンジ)、ジャイロボール

 

この構築における最重要ポケモン。この構築は下からの制圧に重きを置いているためトリックルームを使うことができるこのポケモンは攻めにおいて必要不可欠な存在です。

技は前述した「トリックルーム」、構築の安定性を高める「重力」、ゼルネアスやレックウザなど早いポケモンに打つ「ジャイロボール」とし、ネット予選では「催眠術」、本戦では「サイドチェンジ」を採用しました。催眠術はレヒレの採用率が低めでこの構築が苦手なオーガレック系統に対して勝率が上がる可能性があるために採用していましたが本戦では全体としてレヒレの採用率が高いと考えていたのでトリルが切れたタイミングでゼルネアスのジオコントロールを積むための補助として採用しました。本戦ではサイドチェンジを押すタイミングではもう手遅れの場面が多くもう少し早めのタイミングで押していくことができればと感じました。

持ち物に関しては安定してトリルを押せるようにメンタルハーブを採用しました。本戦では挑発でトリル対策するような人はいないような気がしたのでレッドカードにするか迷いましたが本戦でも挑発を押される場面があったのでこれで正解だったと思います。

特性が耐熱な理由は重力を使ってしまえば浮遊という特性は何の意味もなさないことや、素の状態からレヒレミストフィールドの恩恵を受けることができる点、この構築が地面の一貫がある以上ドータクンに対して地面技は押さないだろうという読みなどです。

 

 

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カプ・レヒレ

性格: なまいき

持ち物:ピンチベリー

実数値:176(244)-×-160(196)-115-174(68)-81

最遅個体

特性:ミストメイカ

技構成:自然の怒り、ひかりのかべ(凍える風)、癒しの波動、威張る

 

この構築のサポート役。ほぼ全ての試合に選出しグラードンとゼルネアスを全力でサポートします。

技は雑に相手を削り伝説ポケモンの確定圏内に押し込むための「自然の怒り」、伝説ポケモンを長生きさせられる「癒しの波動」、トリル下でグラードンにうつ「威張る」、予選では「ひかりのかべ」、本戦では「凍える風」を採用しました。

予選では正攻法で特に上から殴る必要はないと考えていたためひかりのかべにしていましたが、本戦ではbo3を戦うことも想定されたため、少しでも多くのS操作技を持ちたかったので凍える風としました。正直この枠はムンフォとかでも良かった気はします。

持ち物は少しでも長生きできるようにピンチベリーを採用しました。

このポケモンで1番強い技は「威張る」であり、重力下で必中となった威張るとグラードンの断崖の鎩はその安定性も相まって一瞬でゲームを壊す性能を持っていたためこのギミックさえ使えば余裕で予選抜け出来るような気がさえしました。

 

選出等

基本選出

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ほぼすべての構築に対しての投げ方

初手でドータクンを倒せるポケモンが選出されていない場合はノータイムでゼルネバックグラードンからトリックルームでの展開を狙います。トリックルームが成功してしまえばドータクンは退場してレヒレとグラを並べることができればほぼ制圧完了です。最後の詰めに威張る断崖で相手を縛りながらトリル最終ターンにゼルネアスでジオコンを押せるように盤面をコントロールしましょう。

この投げ方の偉いところはゼルネアスという特にヘイトを集めやすいポケモンを初手に出すことでそれに対して過剰な対策を行おうとする初心者や中級者を一方的に嵌ることができる点です。上級者に対しても初手からの動きを変えることで五分で殴り合うことが可能であり、幅広いレベルのプレイヤーと戦うことになるレート戦において相手のレベルにほぼ依存されずに勝ちを拾いに行けるこの並びは自分の中でこのルールにおける一つの結論だと思っています。

 

対ルナ系統

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相手の構築にルナアーラが入っていて尚且つ相手が催眠系のギミックを採用していない場合にこの選出を行います(主にルナレック)。

ドータクンに来るゴースト技をガエンで耐えながらどこかでルナにガエンZを当てて最後はトリックルームからの展開で詰めましょう。

 

対グラゼルネ系統(2戦目)

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基本選出はグラ(特殊)ガエンの並びで猫噴火されると一瞬で消し炭になるのでそれを把握できている相手との再戦になった時に選出します。一応この選出の方が安定してミラーを制することができる気はするのですが上に挙げた基本選出の方が圧倒的に頭を使わずに勝つことができるのでレートではあまりこの選出はしません。

 

対ゼルネガンメタ構築

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まれに出会う親の仇かってレベルでゼルネアスメタ8割って感じで組んでいる構築に対しての選出。(まあほぼないですけど)

だいたいこの手の構築を使っているのは初心者が多いので正直ゼルネ選出しても勝てる試合はあるのですが単純にゼルネアスに強くする=グラードンの通りがよくなるなのでこの構築の主要ギミックである威張る断崖で叩き潰しましょう。ほとんどの場合数ターンで決着がつきます。


 

特にこれ以上語る選出はありません。それほどまでに基本選出の安定感が高いです。たまに趣向を変えて選出したいときは基本選出をいじってメガボーマンダとか選出しとけばまあまあ戦えます。

 

感想

結果からいうと本戦に関しては完全に考察不足でした。

ネット予選での結果から本線でもかなり強く戦えるだろうと思っていたのですが本戦での対戦環境は予選とは大きく異なり予想外の型のポケモン(最速カプZレヒレ等)やただ単にプレイングの面でも後れを取っている部分があり、それらすべてにおいて考察不足の一言に尽きると思います。ただネット予選(レート対戦)だけで見るとこれ以上ない最強の構築だと自負しています。なので興味があればぜひこの構築を使ってみてください。

 

QRレンタルチーム(ネット予選で使用したもの)

3ds.pokemon-gl.com

 

最後に…

5年ぶりの全国大会出場でしたが、久しぶりに選手として参加できてとても楽しかったです。大会現地で強いプレイヤーたちと直に戦うことができてポケモンのモチベもとても上昇しました。今、ポケモンをしていてとても楽しいです!新作の情報もすこしずつ公開されてきてどんどんモチベーションも上がり最近は独自のルールをひたすら考察する日々を送っていますw また来年も全国に行けるようにがんばっていきたいと思います!

 

この記事の内容についての質問等は@hitmontoptomo までお願いします。よかったらフォローしてね~

 

それではまた!

次はガラル地方で会いましょう!!!